フィバースノー® 低導電性液状凍結防止剤
フィバースノー®とは
「フィバースノー®」は濃度変化に依存せず、非常に電気を通しにくい性質をもっております。漏電、電気通電により問題が発生する場所の凍結防止、及び除氷に最適です。
主な用途には、遮断機の信号エラー防止として踏切内、周辺道路駅のホーム、駅舎周辺住宅、店舗等の玄関、出入り口、屋外階段、屋上一般道路、歩道、歩道橋ドア、窓の回転軸、レール部大型冷凍設備内の通路の凍結防止寒冷地、スキー場等の屋外設備の凍結防止などがございます。
また、「フィバースノー®」は凝固点が-35℃と低く、例えば-45℃においても強固な氷を形成せず、シャーベット状になります。無色透明・無臭の液状凍結防止剤ですので、使用場所を選びません。「フィバースノー®」は金属を腐食させる心配がなく、動植物に対し無害ですので、安心してお使い頂けます。
※本製品は、JR北海道殿と散布性能試験、電気伝導試験の実施検証を行なっております。
優れた速効性
「フィバースノー®」は液状のため、自己溶解する必要がなく散布後直ちにその高い効果を発揮します。
超・低電気伝導性(ほとんど電気を通さない)
従来の融氷剤、凍結防止剤(塩化カルシウム、塩化ナトリウム-食塩等)は、その主成分が電解質(水に溶解時、イオンに電離する物質)であるため、融氷・融雪水は電解質溶液となり、イオンの移動により電気を流す性質〔電気伝導性がある〕を有します。一方、「フィバースノー®」は電解質と異なる非電解質の多価アルコールをその主成分とするため、「フィバースノー®」そのものの電気伝導性はほとんどありません。従いまして、融氷・融雪水溶液の電気伝導性に影響を与えることはありません。
無色無臭で使用場所を選ばない
「フィバースノー®」は無色無臭の液体です。尿素散布時にしばしば生じる"アンモニア臭"等、決して生じることはなく、どんな場所でも散布できます。
環境にやさしい
成分中に塩素化合物を含んでいないため、散布後の塩害はおこりません。また、土壌中における微生物による生分解性にも優れています。従いまして、土壌、植物等の生態系や自動車・橋梁・建造物等の金属部への薬害の心配は特にありません。(水道水よりも金属腐食性はありません)
含有氷の強度低下
「フィバースノー®」を含有する氷は、通常の氷よりも強度が小さく(もろく)なります。従いまして、再凍結(濃度低下による凍結)した場合でも、通常の氷より破砕されやすい状態にあります。
参考資料
「フィバースノー®」は日本工機株式会社の登録商標です。
◇お問い合わせ窓口:高機能品営業部(TEL 03-3436-1224)